【活動報告】6月研修会

6/17(土)に早稲田大学3号館にて6月研修会を行いました。今回は弊会の顧問でもある小西先生にお越しいただき,「子ども・若者を取り巻く現状と,子ども・若者政策の方向性」という内容で講義をしていただきました。

 

現在,少年非行は件数・人口比ともに過去最低水準にあります。しかし,子ども・若者の生きづらさ自体はなくなっておらず,それは自殺・不登校の増加として表れている,というのが通説的な解釈となっています。このような現実の変化を受け,日本BBS連盟の基本原則が改定され,BBS会は更生保護にとどまらない幅広い活動を志向するようになりました。その中で,弊会としても健全育成活動にもより力を入れていきたいと考えています。

 

また,今回の講義では「第三の居場所(サードプレイス)」の重要性が強調されていました。また,同時に強調されていたのは,サードプレイスはすべての年代の方にとって重要であるということです。現在弊会が関わっている施設は,主に10代の方にとってサードプレイスとして機能しうる場所になっています。しかし,20代から30代の方にとっても,安心できる第三の居場所は重要であり,軽視してはいけないということを考える機会になりました。