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【活動報告】11月研修会


 11月3日、更新会様ご協力のもと、11月研修会を開催しました。更新会常務理事の山田先生と施設長の岡本先生から会の沿革や目的、更生保護の現状について教えていただきました。また、施設内の案内もしていただきました。

ご講義を受けて

 講義では、更生保護の現状について様々なことを教えていただきました。出所後、住むところや就職先が見つからず、社会で行き場を失うことが更生を行う上で大きな課題となることや、BBSとも深く関連する非行少年の背景的事情について勉強させていただきました。

 山田先生は「犯罪を個人ではなく社会の問題として捉える」ことの重要性を述べておられました。我々の活動においても少年の非行等、表面的事象のみに目を向けるのではなく、その背景とも向き合うことが真の意味での更生につながると考えました。

 今回の講義を通じて、隔離や排除ではなく共生や包摂を目指すことこそが、非行や罪を犯した人が再び間違いを起こすことを防ぐ上で重要であると感じました。すなわち、社会的包摂が再犯を防止し、それが「明るい社会」を築くことに繋がるということです。


更新会

犯罪をした者や非行のある少年を一定の期間保護し、自立更生を支援する施設で、令和3年11月13日の時点で、成人男性20名が更新会にて生活されています。刑務所出所者(特に満期出所者)のなかには、頼ることのできる存在や帰る場所を失い、孤独である人も少なくありません。そのような方に住居や食事などを提供するという更生保護施設の取り組みは、出所者が人との繋がりを取り戻す契機となり、再犯防止に大きな効果をもたらします。

 

関連URL

更新会: http://www.koushinkai.org/