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【活動報告】6月研修会

628()zoom上で「保護司と更生保護」というテーマのもと研修会が行われ、26名が参加しました。2名の保護司さんからお話を伺いました。

 

研修会の基本的な進め方は、BBS会員が質問し、それに対して保護司さんに回答していただく形でした。

以下に、今回のBBS会員の質問項目やお話いただいた内容、回答等をいくつか紹介します。

 

・非行少年の環境について

・保護司さんについて

      以前は男性が圧倒的に多かったが、現在は女性も増えてきた。また年齢層は比較的高く、自営業など時間の都合がつく人、子育てがひと段落した人が多い。昔は非行に対して偏見が強く、保護司ということを公にするとその保護司と関わる非行少年が注目されてしまうので、保護司であることを家族以外に公にすることがなかったという。

・女子非行と男子非行の違い

・日常生活において「声かけは種まき」である

       たった少しの挨拶でも、人と繋がることができる。その数十分、人を良い気持ちにさせることができる。より良い環境にすることができる。

・挨拶と違い、注意は小声で接近して行う。

       大声で注意すると、それは逆効果。冷静になってもらうことが大切。

・非行少年を怖いと思うか

       今まで危害を加えられたことはない。保護司として、最後の砦の気持ちで、絶対見捨てないことを伝える。そのような人に少年たちは危害を加えてこない。

・非行少年との関わりについて

・居場所の大切さについて

      仕事でもなんでも、居場所が大切である。受け入れてくれる環境が重要。

・保護司の仕事について

       保護司は非行や犯罪に関わってしまった人の軌道修正を行うことが仕事であり、裁判官のように反省させることが目的ではない。立ち直りの支援が重要である。というのも、反省を全くさせる気がないわけではなく、それまでの少年院等の過程で少年たちは十分反省の機会を得ており、口にせずとも(また逆に反省していないようなことを口にしても)、反省の途中にはあることが多い。そのため、保護司は無理に反省をさせようとはしない。

・更生とは何か

・コロナ禍で困難に感じていたり、危機感を感じていることはあるか

 

その他にも、たくさんの貴重なお話をしていただきました。

 

 

研修会では保護司さんの明るく気さくな性格から和やかな雰囲気となっていました。また、BBS会員一人一人の名前をよんで質問を聞いてくださったために、多くのBBS会員が質問を行うことができました。そのために時間は30分延長しましたが、保護司さんも「聞きたいことがあるなら」とたくさんお話しくださり、多くの会員が残ってお話を伺わせていただきました。