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【活動報告】3月研修会

3月30日(火)に、池袋の貸会議室にて少年院及び法務教官の業務内容について研修会が行われました。対面で2名、zoomで6名の参加になりました。

 

現在法務教官として活躍されているBBS会のOBの方に講師としてお越しいただき、少年院と法務教官の業務内容について話していただきました。

 

まず、非行少年について説明していただきました。非行少年は、犯罪少年(14歳以上)・触法少年(14歳未満)・ぐ犯少年(将来罪を犯すおそれがある)の3種類に分けられるそうです。

彼らは家庭裁判所を経てから審判を受け、少年院、もしくは保護観察所や児童養護施設などに入ります。

 

次に少年院について説明がありました。少年院は全部で4種あり、第1種には障がいのない12歳以上23歳未満のものが、第2種には障がいがなく犯罪的傾向の進んだ16歳以上23歳未満のものが、第3種には障がいが著しい12歳以上26歳未満のものが、そして第4種には少年院において刑の執行を受けるものがそれぞれ収容されます。

日本には現在、52丁もの少年院があります。入院者数は年々減ってきているそうです。

少年院収容者の起こした非行としては、男子は窃盗や傷害が多く、女子は窃盗や覚せい剤が多いようです。

少年院には3級(寮生活を覚える)→2級(自分の問題に向き合う)→1級(退院後を考える)という流れがあります。

少年院での教育についてはKUMONを使用した教科指導や、生活指導などがあるそうです。

 

 

途中でアイスブレイクタイムを挟みました!3グループに分かれて、チーム内でより多くの共通点を探す「共通点探しゲーム」を行ったのですが、どのグループもあまり共通点を見つけることができませんでした。笑

 

休憩後は法務教官についての説明もしていただきました。法務教官の業務内容からリアルな話、実際に担当した子についての話までしていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。

最後の質問タイムでも1つ1つの質問にとても丁寧に答えていただきました。

 

コロナの影響で少年院訪問ができない現状において、実際に少年院で働いておられるOBの方からのお話はとても貴重で興味深いものでした!