12月6日(日)に、早稲田大学学生会館にて里親制度、養育家庭について研修会が行われました。
対面で10名、zoomで5名の参加になりました。
施設職員の方3名にお越しいただき、里親制度についてのお話をしていただきました。
まず、里親制度には養育家庭、専門養育家庭、親族里親、養子縁組里親があると、説明していただきました。
養育家庭は養子縁組を目的とせずに、一定期間養育する家庭を指します。
専門養育家庭は養子縁組を目的とせずに、被虐待児、非行等の専門的なケアを必要とする子どもを一定期間養育する家庭を指します。
親族里親は両親が子どもを養育できない状況にある場合、祖父母などが里親となって子どもを育てる家庭を指します。
養子縁組里親は養子縁組によって養親を希望する家庭を指します。
里親はチーム養育体制によって連携することで、里親家庭が孤立しないように工夫されているそうです。
次に中村さんによる里親さんインタビューのご報告がありました。
文字起こし資料は里親をするに至った経緯、里親さんになるまでの施設との関わり、里親さんとしての生活など、生の声が描かれていて、普段耳にすることが少ない貴重なお話を聞かせていただきました。
次に里親制度の社会的な認知度を高めるためにはどうすべきかというテーマでディスカッションが行われました。
Zoomで1グループ、対面で2グループに分けて施設職員の方とテーマの解決策を考えました。
イベントなどでチラシを配る、体験談を話すイベントを開催する、金銭的な負担がないことを知ってもらう、事実ベースで明るい話を知ってもらう、子どもたちに向けた里親制度の説明(里親制度と養子縁組の混同を回避)、TVなどの日常的なニュースに取り入れてもらう、YouTubeなどのSNSで発信する
などが意見として出されました。
最後に質疑応答の時間が設けられ、終了となりました。
施設職員の方々や里親さんへのインタビューなど、実際に働いている、活動している方々など、普段聞くことの出来ないお話を聞くことができ、大変勉強になりました!