9月7日、新宿歌舞伎町で行われた公益社団法人日本駆け込み寺主催の歌舞伎町パトロールに、メンバー数名が参加しました。
日本駆け込み寺とは、歌舞伎町でDV・子から親への家庭内暴力・ハラスメントなどジャンルを問わず様々な相談を受け付けている団体です。そのほか、地方から歌舞伎町めざして家出をした少年の保護や出所者の社会復帰支援なども行っています。
当日は一旦施設に集まり、ボランティアスタッフ同士で簡単な自己紹介をしたあと、スタッフで隊列を組んでティッシュ配りをしながら1時間弱、夜の歌舞伎町を回りました。
普段あまり足を踏み入れることのない街だということもあり、やはり最初は知らない人に声をかけるのも少し怖く、自分から行動していくことは難しく感じられました。しかし、駆け込み寺のスタッフの方が「駆け込み寺です！」「相談受け付けています！」と大きな声を上げながら列を引っ張ってくださり、後ろに続く私たちも段々と声がけやティッシュ配りに慣れていきました。
街や駅では、たとえ近くにいても、相手を一人の人と捉えて関心を持つ、ということが少ないように感じます。普段であればお互いただ視界に入るだけの人々に対して、自ら関心を持って関係を築こうとすることは、とても貴重な体験となりました。
そして、思っていたより多くの人が、私たちの呼びかけに答えて目を合わせてくれたり、ティッシュを受け取ったりしてくれたことが、ほんの一瞬のコミュニケーションではありますが、とても嬉しく思います。
