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【活動報告】世界保護観察会議

 

9月18日~19日にオーストラリアのシドニーで第4回世界保護観察会議が開かれました。

 世界保護観察会議は、世界各国の保護観察分野の専門家が集まり実践的かつ学術的な知識を共有することを目的としており、日本からは計11名のBBS会員、その他にも保護司や法務省の保護局の方が参加しました。

 

 

早稲田BBSからも2名が参加し、1日目のワークショップで「更生保護への若者の参加」というタイトルで発表を行いました。 BBSからの発表はBBSの概要と、とも活のケーススタディーの二本立てでした。親でも先生でもない「お兄さん・お姉さん」としての立場で関わるというBBSの本質が具体例を通して伝わる良い発表だったのではと思います。

 

その他にもイギリスやシンガポールなど世界各国における保護観察の最前線で活躍されている方々の研究発表を聞いたり、スタディツアーで現地の保護観察所を見学したりと貴重な経験をさせていただきました。

 

 BBSの課題として一番感じたのは、対外的な発信力の脆さです。BBS会員の英語力はもちろんなのですが(ディナーの空き時間に十分なコミュニケーションができないなど)、やはり海外の更生保護事情を知らないことには日本の強みをアピール出来ないことを痛感しました。

 

ただ、BBSからの発表の質疑応答では、多くの方がBBSに関する質問を投げかけて下さり、世界各国の人々の興味をそそるような発表をすることができたのだと実感することができました。

 

また今回他地区のBBS会員と沢山交流できたのも収穫でした。そもそも「ともだち活動」の概念が違うなど自分たちの活動を客観的に見直す機会にもなりました。

 

4月に行われる京都コングレス・ユースフォーラムも今回のメンバーで臨みます。今回の経験を生かし、さらにBBS活動を周知していけるよう精進するだけでなく、我々もBBS会員としてさらに成長していけたらと思います。