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【活動報告】令和元年度BBS新会員研修

7月11日(木)、東京保護観察所にて行われた新会員研修に参加しました。民間活動支援専門官(以下、「専門官」)による更生保護制度の概要とBBS運動についてのお話の後、東京都BBS連盟副会長(以下、「副会長」)からご自身の今までの活動を紹介していただいたり、BBSの歴史や現在の活動状況についてのお話を聞いたりしました。

  

私はまだ活動をしたことはありませんが、今後の活動の見通しが立つ有意義な研修でした。

  

【専門官のお話】

専門官のお話を通して更生保護やBBSの活動について深く知ることができました。特に、BBSの特徴的な活動である「ともだち活動」は、私もいつかやってみたいと考えていたので、良い機会となりました。ともだち活動では、少年と同じ目線に立つという意識、少年を特別だと思わないという意識が重要であることが印象的でした。後述の副会長のお話とも繋がりますが、同じ1人の人間として対等に向き合うことが、少年のためでもあり、自分の人間性を高めることにも繋がるのだと思いました。

  

また、最後に専門官がおっしゃっていた3つのプロセスが印象的でした。まず、生まれながらに非行少年はいないことを知る。次に、実際に触れ合って、関わって少年のことを理解する。そして、なぜ非行に走ってしまったのか、どう改善していけばいいのかなどを考え続ける。この繰り返しがBBSの会員として、更生保護に携わる上で重要です。今後、BBSの活動をする時は、特に意識したいと思いました。

  

【副会長のお話】

副会長は、練馬区BBS会に所属され、大学1年生の9月から現在まで約7年間活動を続けていらっしゃいます。現在は、一般企業に勤務されているそうです。

  

副会長は、農業体験や区内中学校の放課後教室支援などを通して、少年は特別ではないということや、人との関わり方を学ばれたそうです。人と会話をする中で相手に何か質問する時、自分がどのように質問されたら嫌か、どのように話しかけられるのが嬉しいか、などを常に考えるようになったそうです。その意識は、少年と関わる時だけでなく、日常生活で人と関わる時にもとても重要なものだと思いました。また、少年は特別ではないということを、実際の活動を通して肌で感じることができるということも興味深かったです。農業体験で、保護司さんがBBSの会員と少年の区別がつかない!とおっしゃるというお話が印象的でした。

  

また、最後に新会員の皆さんへということで副会長からメッセージをいただきました。「肩の力を抜いて活動してください」というメッセージが印象的でした。「BBSの活動は自由にマイペースにできる」というのが良いと思いました。継続的に続けていくというのが重要であるということが分かりました。

  

(参加者感想)