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【活動報告】映画「隣る人」上映会

 

12月22日、四谷地域センターにて映画『隣る人』の上映会が行われました。

第一部では映画の鑑賞、第二部ではトークセッションが開かれました。

 


第一部

埼玉県にある児童養護施設「光の子どもの家」を舞台にしたドキュメンタリー映画『隣る人』を鑑賞しました。養護施設で暮らす子ども達の日常や、彼らと寝食を共にしている保育士との関係が描かれていきます。子どもには、血の繋がりがなくても、軸となる人、自分を見てくれる人、愛情を注いでくれる人、つまり「隣にいる人」が必要であるということが強く感じられる作品でした。保育士の方々の愛情ももちろんですが、養護施設で暮らす子ども達の生を感じる映画でもあります。

 

第二部

映画の上映をしているスキルボードの千野様、映画の企画者である稲塚様、早稲田BBSの田中会長の3人によるトークセッションが行われました。トークでは、ドキュメンタリーに出演している子ども達のその後や、児童や家庭に対する考え方を伺うことができた他、会場からも多くの意見が出ました。今回舞台となった「光の子どもの家」は、家庭的養護の中で責任担当制を取ることで、子ども一人一人にに愛情を注いでいる、というお話が印象に残りました。


 

 

スキルボードの千野様がおっしゃっていたことでもありますが、ストーリーは映画を上映している側ではなく、映画の鑑賞者それぞれが持っているものだと思います。養護施設の映画ではありますが、鑑賞者が持っている文脈が、この映画で描かれる子ども達の日常のどこかしらと作用しあって、それぞれの胸に響くのではないかと思います。

(参加者感想)